こんにちはカリアゲです。
17日間の熱戦を終え、閉会式が行われた。日本選手団から90名(選手82名、役員8名)が参加した。
選手入場以降から、序盤のライブパフォーマンスを除いて、落ち着いた演出が続き、SNS上では「つまんない」が急上昇ワードに。
「閉会式つまんないね」「ダラダラした演出で選手がかわいそう」などの式典中も酷評が続いた。
中盤には東京音頭など日本の伝統的な舞踊が披露されたが、海外選手に良さが伝わっていたかは微妙なところ。しびれをきらし、途中退場する選手が続出していた。
地元住民は激怒
会場となった国立競技場周辺では、最後に少しでもフィナーレの雰囲気を味わおうと多くの人が密集して集まり、沿道には人があふれ返った。
競技場の周りはフェンスで囲われ、至る所に警察官が配置されるという物々しい雰囲気。沿道で競技場を撮影しようとする人に対し警察官は「速やかに移動を」「立ち止まらないでください」などと声を張り上げ注意を呼びかけたものの、沿道は人でごった返した。
花火を待ち構え撮影の場所取りをする人、浴衣姿でラムネを手に歩く人、路上飲みをしながら開始を待つ人など。まるで、花火大会のような光景が随所に見受けられた。
あまりの人の多さにより、警察はJR千駄ヶ谷駅、地下鉄銀座線外苑前駅から国立競技場へとつながる道を一部規制し、人流を抑制。
これにより、地元住民が帰路につけない事態が発生し、「なんで俺らがこんな目に合わなきゃならねーんだよ!」と警察官に対して怒声が鳴り響く、異様な光景が広がった。
選手もマスク外す
東京五輪の閉会式で、入場した選手や関係者がマスクを外す姿が目立った。開会式でも一部選手がマスクをせずに入場行進。大会組織委員会は閉会式でマスク着用を呼びかける方針を示していたが、再びルールが徹底されなかった。
新型コロナウイルス対策をまとめた規則集「プレーブック」ではマスクに関し「すべての会場で常に着用しなければならない」と規定。
閉会式では4方向から選手らが入場し、マスクを外してテレビカメラにメダルをアピールする人もいた。
入場後は中央のスペースに選手らが集まって楽しむ演出のため、密集状態が一部に発生した一幕もあった。
選手による通報騒ぎも
東京オリンピックに出場した選手らが「酒を飲んでいる」として、110番通報される騒ぎがあった。
8日未明、東京・六本木で、「五輪関係者らしき人たちが酒を飲んでいる」と110番通報があった。
警察官が駆けつけると、東京オリンピックに出場した外国人選手らが、バーで飲酒をしていたという。
選手らは、無断外出や集団での飲酒が禁止されている。
閉会後の記者会見
開閉会式のエグゼクティブプロデューサーを務めた日置貴之氏らが閉会式後に会見。
同氏は「事故もなく閉会式を迎えられたことをうれしく思っている。いろんなことがあった1か月、力を合わせてみんなで大きな船を目的地までにたどり着けることができた。関わったスタッフの一生懸命良いものを作ろうという思いの結晶。まずはホッとしている」と語った。
閉会式は選手の入場後、「東京スカパラダイスオーケストラ」の演奏でスタートした。振付を担当した平原慎太郎氏はコンセプトを大会全体と同じ「ダイバーシティ&インクルージョン(多様性と調和)」に設定したと説明。
ダンスやパフォーマンスは「とにかくカオスを作ろうとした。自分の中で社会はカオスだろうというのがあって、その中で秩序を見いだすのも社会の取り組み。まずカオスを作り、それを秩序化させていくプロセスを1つの音楽でみんなで楽しむ」との狙いで企画したという。
その上で、東京スカパラダイスオーケストラの演奏を引き合いに「違う楽器が1つの音楽となってるように、あの場所もそうなることを目指して作った」と手応えを示した。
東京五輪海外の反応
新型コロナウイルス禍による無観客開催という前例のない方式で行われた東京五輪が幕を閉じた。
無観客も影響して米国ではテレビ視聴が低迷。しかし逆境下にもかかわらず、コロナ禍で沈む世界に明るい話題を届けたなどと評価する声も各国で聞かれた。
米国では無観客に加え、視聴者の視聴方式がテレビからインターネットのストリーミングに移行したことなどもあり、テレビ視聴が激減した。
テレビ評論家はニューヨーク・タイムズ紙に「われわれは五輪に現実からの逃避や気持ちを高める経験を求めるが、今年は自分たちが負った傷を見せつけられた」と述べ、コロナ禍が落とした影の大きさを指摘した。
英国では、英国選手のメダルラッシュもあり「(新型コロナ流行下の)暗い時期に力を与えてくれた」(タイムズ紙)と開催の意義を評価する声が強まった。
いい声もあれば悪い声もあった東京五輪。選手たちにはよかったがかなりの赤字が出ている。そのツケは日本国民が払うことになるでしょう。
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