東京五輪男子マラソン猛暑で世界から批判続出?裏に潜む金と利権

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こんにちはカリアゲです。

 

東京五輪最終日の男子マラソンで、12年ロンドン大会優勝のキプロティク(ウガンダ)ら30人もの棄権者が出たことに、海外メディアが「大虐殺」と非難だ。

 

 

オーストラリア「ニュース ドットコム」は男子マラソンについて「見るに堪えがたい悲惨な光景」「大虐殺はレース最後まで続いた」と〝異常さ〟を報道した。

 

 

同国代表のジャック・レイナーが、レース開始時のわずか500メートルでけいれんを起こし、後に棄権したことや、ドナシメント(ブラジル)が26キロ過ぎに座り込み、一度は起き上がったものの、再び倒れ救護されるなど、高温多湿にやられ、バタバタとリタイア選手が出たことを伝えた。

 

あまりの生々しさに、オーストラリア「チャンネル7」の中継では、アナウンサーが「正視できない」とまでコメントしたという。

 

猛暑を懸念され、東京から札幌へ会場が変わったが、海外からの印象はそう変わらないようだ。

 

猛暑で東京五輪に対して猛批判

 

猛暑で〝死〟をも訴える選手が出現する東京五輪に対し、海外メディアが〝虚偽申告〟を猛批判。謝罪要求が飛び出した。

 

オーストラリアの「ニュースドットコム」は29日、「東京の虚偽主張に世界は謝罪が欲しい」と報道。

 

東京五輪が招致に際し、東京の7、8月について「穏やかで晴れた天候が多く、選手が最善を尽くすために理想的な気候を提供する」とアピールし、今もこの文言が東京五輪アプリで公開されている点を指摘。

 

組織委員会は、選手が直面する気象条件について虚偽の主張をしているようだ」と批判した。

 

すでに米ヤフーでも「東京は地獄のような嘘を付いた。代償を払うのは選手だ」と大ウソつきだと糾弾。嘘で大会を招致してきた東京に厳しい視線が向けられている。

 

今大会、猛暑に対し、選手からクレームが殺到。テニスの世界ランキング2位・ダニル・メドベージェフ(ROC)は「死んだら誰が責任を取るのか」と批判。

 

同1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)もスケジュールの変更を強く要求した。ビーチバレー選手は砂が熱すぎ立てず、トライアスロン男子では、金メダルを獲得したクリスティアン・ブルンメンフェルト(ノルウェー)がフィニッシュラインで倒れこみ嘔吐。地獄絵図となっている。

 

 

他の選手の給水を妨害?

 

東京五輪の男子マラソンでフランス代表モラ・アンドゥニ(33)が行った〝問題行動〟を自国メディアが猛批判している。

 

 

問題の場面は、男子マラソンの30キロ付近の給水ポイントで発生した。アンドゥニはテーブルに並べられたミネラルウオーターのペットボトルを片っ端から倒していったうえで、最後の1本をつかみ取り給水した。

 

 

この様子が、他の選手の給水を妨害する迷惑行為として動画や画像などで世界中に拡散。フランス紙「フィガロ」は「東京五輪でフランス人ランナーが給水の際に、最悪の場合スポーツマンシップに反する不自然な振る舞いをした」とこの問題を取り上げ、厳しく糾弾した。

 

 

アンドゥニの行動には疑問が残る。30キロを超えたあたりまでトップグループの一員だったが、(自らが取った)最後のボトルを除いて、テーブルに並べられたすべてのボトルをテーブルから落とした。動画を見ると、彼が問題なく最後のボトルをつかんでいることからも、彼の行動は意図的であるように思われる。間違ってやったことだと主張するのは難しい」と指摘。

 

アンドゥニが他の選手の給水を妨げることでレースを有利に進めようとわざと行ったと猛批判を展開した。

 

そして「マラソンで競技者が喉が渇いたら、彼の後ろに行かないほうがいい」と皮肉たっぷりに自国選手の行動を恥ずべき行為と追及した。

 

結局アンドゥニはその後失速して17位と惨敗。勝利の女神は悪事を許さなかったということか。

 

猛暑問題は金?

 

東京五輪が〝二重苦〟にあえいでいる。新型コロナ禍に加え、招致時から不安視されていた「猛暑地獄」がアスリートを直撃。

 

特に、テニス選手からは「信じられないほど暑い」との悲鳴が上がっている。国際競技連盟(IF)や大会組織委員会は様々な対策を講じているが、もはや打つ手はない。一方で、多くの関係者は猛暑問題を引き起こす根源的な原因を指摘。たどり着くのは、やはり〝カネ〟の問題だ。

 

「コートで卵焼きができそうだ」。テニス会場の「有明テニスの森」で、カメラマンが滝のような汗をかきながら嘆いた。連日30度を超える猛暑の中、センターコートは灼熱地獄と化している。

 

男子世界ランキング2位のダニル・メドベージェフ(ROC)は試合時間を夜間へシフトすることを提案し、同1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)も賛同。

 

異常な暑さを訴える声は多い。  今大会のテニス競技では「ヒートルール」という暑熱対策が施され、気温や湿度などの気象情報を基に休憩時間が設定されている。

 

同競技のテクニカルデレゲート(TD)を務める川廷尚弘氏は「一定の気温を超えると第3セット前に10分間の休憩を取る。今回は五輪史上初めて男子にも採用しています」と説明する。

 

 

実際、競技の初日と2日目に実施されているが、休憩を取ったとしてもコートから照り返される熱量に変化はなく、根本的な解決にはつながらない。

 

 

トライアスロンやマラソン・競歩など他の屋外競技も同様で、大会組織委員会の小谷実可子スポーツディレクターは十分な氷と水の用意をしている。競技役員の間ではクールベストが好評。

 

アスリートがクールダウンできるラウンジも作っていると口にするが、どれも〝付け焼き刃〟なものばかりだ。

 

 

 

結局は利権

 

そんな中、某五輪競技団体の関係者は「結局は放映権ですよ。そもそも秋にやれば猛暑問題など無関係。でも、それだけはできない」と内情を明かす。

 

五輪が商業主義に走った80年代以降、米国内で複数のプロスポーツが開催される秋は敬遠されてきた。昨年3月にコロナ禍で1年延期する際には秋開催プランも浮上したが、多額の放映権料を拠出する米放送局NBCが猛反発したと言われる。

 

国際オリンピック委員会(IOC)にとって重要なのは、一にも二にもスポンサーということだ。  コロナ禍に加えて選手たちを苦しめる猛暑問題。その裏に潜む「カネと利権」は、ある意味でコロナよりタチが悪そうだ。

 

東京五輪はビジネスなので利権が絡むのは当たり前。だがしかし選手あっての大会なのでもうちょっと対策は必要だったのかもしれない。

 

 

コメントまとめ

スポンサーの利権は当たり前ですね。政治利用したり竹中のパソナ利権がらみの行動は許せません。

その反面、選手のホスピタリティは開催国で整える必要があり、マラソンを札幌で行うのは正しい判断だったのかもしれませんね。
事前のキャンプなどできず、環境に合わせたトレーニングができていないのも原因の一つかもしれません。

 

酷暑の中の五輪はそもそも懸念されていた事。
それを強引に放映権の絡みなどで秋には開催出来ないなどの理由で夏になった。日本はここ近年質の悪い暑さが常態化している。
本土よりも北海道の気温が高くなるのも当たり前北関東は日本一の暑さを記録する地域にもなっている。アスリートファーストなんて言葉が一人歩きしていたがそもそも建前で本音はそんな事は考えられて居ない。IOCや開催国の政治家、企業による利権ファーストなのだ。
じっとしているだけでも熱中症で倒れ死に至るケースもある。コロナ禍による開催自体かなり無理があった訳で熱中症も併せて起きれば安心安全なんてとても言えたものではない。

放映権をもつアメリカのNBCが秋に米国で人気のアメリカンフットボールがあるから絶対秋にオリンピックを開催するのは反対したのだろう。
どちらにしろ、オリンピックは、莫大なお金がかかりすぎて、結果スポンサーの言いなり。上層部は、そのおこぼれにあずかって、ほくほく顔。
アスリートファーストなんて名ばかりで。
日本の高温多湿の猛暑の中でオリンピックすること自体が選手にとって地獄となることを日本人なら誰でもわかっているのに、どんどん進んで止まらない。
選手たちは、本当にかわいそう。
もう一度原点に立ち返ってオリンピック自体のあり方を考えないと。

 

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