【イカゲーム】韓国で意外な悪影響?教育現場で懸念という声

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こんにちはカリアゲです。

 

 

Netflix発の韓国ドラマとして世界を席巻している「イカゲーム」。

 

世界的なヒットとして、出演者達の個性的なキャラ設定や演技も注目を集めるなど一大ブームを巻き起こしていると言える。

この大ヒットに沸き立っている韓国ではドラマの人気に乗じたメディアや商品の動きが活発になっている。勢い立っている「イカゲーム」であるが、そのウラで韓国では思わぬ社会的問題も引き起こしていることをご存じだろうか。

 

「イカゲーム」ブームが止まらない 

 

「イカゲーム」が世界で配信されすでに2月半以上が経過しているが、世界規模でチャートでは1位を席巻している。そんな世界的なヒットに上機嫌なのが韓国のテレビ業界と企業である。

 

現在、バラエティ番組などは「イカゲーム」を意識した衣装やパロディで一色となっていて、たとえば、ドラマのゲームで登場する不気味な雰囲気を醸し出した「ヨンヒ」という少女の人形を真似てBlack Pinkのメンバーであるリサや、Super Juniorのメンバー、シンドンがヨンヒに扮した姿をSNSやテレビで披露し話題を集めている。

 

 

その他にも、食品や衣料、文具など様々な商品でドラマのロゴを意識した○、△、□の模様やカラーを用いたりしてドラマの人気にあやかろうとしている様子がうかがえる。

 

 

「イカゲーム」は過激な内容から、決して万人にウケるような作品でないにもかかわらず、韓国では高齢者世代からも「緊張感の連続で面白い」「懐かしい遊びが出て来てつい見てしまう」など意外な人気を博している。

 

 

人気に火がつくとそれに便乗するケースは韓国ではよくあることだが、今回の「イカゲーム」もまさにその典型で、「世界的ヒット」を合言葉に鼻高々なドヤ顔と笑いが止まらないという感じである。

 

 

イカゲーム思わぬ波紋?

 

 

そんな「イカゲーム」の中には「ムクゲの花が咲きました」と「タッチチギ」という遊びが登場するが、どちらも昔ながらの遊びである。

そして、「イカゲーム」の配信以降、子ども達の間でも再び流行している。

 

 

ムクゲの花が咲きました」は日本で言う「だるまさんがころんだ」であり、「タッチチギ」は「めんこ遊び」のことである。

 

ドラマ内では、こうした昔懐かしの遊びをゲームの参加者達が競いながら一攫千金を目指すというものであるが、どちらのゲームも負けた参加者はゲームを監視するスナイパーに射殺されるという残忍なものになっている。

そして、これらの遊びをめぐって韓国の教育現場では思わぬ波紋が広がっているという。

 

 

学校で禁止令

 

小学生の子どもがいる40代の女性は、先日、学校から送信されたメールを見て驚いた。

 

 

そのメールには最近、子ども達の間で流行している「ムクゲの花が咲きました」と「タッチチギ」の遊びで、負けた相手に対してドラマを真似てふざけて叩いたり、危害を加えるような行為をするケースが目立ち校内暴力にもつながりかねないとのことで、遊びの禁止と家庭での注意喚起の呼びかけを要請する内容が書かれていたというのだ。

 

ドラマが人気であることは知っていたが、まさかここまで影響しているとは考えてもいなかった。と同時に、ネット上でも親世代と思われるドラマと子ども達への影響を危惧する意見が見受けられることから、想像以上に子ども達の間でも「イカゲーム」は話題になっていることがわかった。

 

 

「イカゲーム」は、もともと暴力的な内容が含まれているという理由などから視聴可能な年齢を満18歳以上に制限している。

 

 

しかし、視聴可能でない小・中学生の子どもたちの間でも「イカゲーム」が広く知られているのは、You Tubeをはじめとしたネットからの情報を得ているものによるものであると言われている。

 

 

You Tube上には、「イカゲーム」に関連した動画としてストーリーを解説や見どころを紹介したものや、前述のような芸能人によるコスプレや、アニメキャラによるパロディ化したものなどが多数アップされている。

 

 

親たちのクレーム

 

 

このようなドラマの影響を危惧する一部の教育機関や親たちの見解は、現在の日本にも通じるメディアに対する過剰な反応が背景にあると思える。

日本と同様、韓国もかつては学校において教師が時として罰や体罰を課すこともままあり、特に韓国において教師とは「絶対的な存在」であった。

毎年5月の「先生の日」にかつては親たちがこぞって教師に金銭や贈答品を贈るといったことが行われ、政府が法律で親から教師への金品の授与や、教師がこれらを受け取ることを禁じることを定めたほどだ。

 

しかし、近年では韓国も親たちの立場が教師よりも逆転しているという印象を受け、親の学校や教師に対する目も厳しくなっていると言える。

特に、学校内における児童や生徒間での喧嘩やいじめや暴力といった行為は総括して「校内暴力」として扱われ教師達はこうしたトラブルにピリピリしている。

「イカゲーム」での「遊び禁止令」もこうした子ども同士のトラブルを未然に防ぐべく下した決定であると思われるものの、どこかモヤモヤとした気持ちになる。

 

現在では特に「暴力」、「性問題(ジェンダー問題)」、「飲酒や喫煙」といった内容をドラマや映画、漫画などで描くことは視聴者からの過度なクレームにもつながり制作者側も神経を尖らせるところである。

それ故に「昔と比べて特にテレビは面白くなくなった」という声が聞かれる。

 

 

この傾向は日本でも強いものかと思われるが、韓国でも地上波よりもケーブルテレビやNetflixのようなメディアでの作品が話題やヒットにつながるという流れがある。

 

しかし、「教育に悪い」、「影響がある」と何でもメディアの責任にし、ドラマや映画、漫画の表現を規制や禁止をすることだけが適切な解決策になると言えるであろうか。過剰なまでに表現の規制や禁止を行うことこそ、子ども達の心身の成長を妨げているような気がしてならない。

 

 

日本で今秋から放送が開始されている『鬼滅の刃・遊郭編』をめぐっても、舞台が「遊郭」であることを「遊郭を子どもに説明できない」「教育に悪い」という批判の声が一部から上がったという。

 

 

また、大河ドラマやテレビ小説などで実在の人物をモデルに描く際に、不倫や愛人といった存在や出来事も最近では、設定を変更したり、オブラートに包んで表現されることもあるようだ。

 

 

 

子供の学ぶ機会

 

極端な見方になるかも知れないが、大人達が「不都合」としてトラブルを避けるべく何でも制限や禁止をかけ遠ざけることで、子ども達は成長過程で「学ぶ機会」、「自身で判断する力」を排除されてしまっているのではないだろうか。

 

 

今回の「イカゲーム」をめぐる問題も「韓国ドラマは世界一だ」とドヤ顔で人気に便乗した動きも活発な裏側で、「教育に良くない」として批判の声を上げる表裏紙一重の現状には失笑が漏れ、疑問と矛盾を感じてしまうのである。

 

 

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