こんにちはカリアゲです。
「硫酸男」が行き着いた先は日本の南端の沖縄だった。
警視庁は白金高輪駅で男性に硫酸をかけた傷害の疑いで公開手配していた静岡県葵区の職業不詳、花森弘卓容疑者(25)を8月28日朝に沖縄県内で逮捕した。捜査関係者によると花森容疑者は逮捕容疑について認否を留保しているという。事情を聴いた後、捜査本部が置かれる高輪警察署に移送される。
白と黄色のボーダーシャツ姿。手にはボストンバッグを持った巨漢の男。これは8月25日の午後1時ごろに静岡駅構内の防犯カメラに映った「硫酸男」とみられる男だ。
警視庁は8月27日夜、東京港区の白金高輪駅で男性に硫酸をかけた傷害の疑いで静岡市葵区の職業不詳、花森弘卓容疑者(25)を全国に指名手配し画像を公開した。
捜査関係者によると、警視庁では8月24日夜の事件発生直後からSSBC(捜査支援分析センター)が中心となり、防犯カメラ画像などをつなぎ合わせ足取りを追うリレー方式で追跡。
現場から逃走した花森容疑者が品川駅から新幹線に乗り静岡駅で下車するまでを補足、静岡市葵区にある自宅を特定した。花森容疑者は25日の午後に自宅を出て以降、行方が分からなくなっているという。
警視庁は26日と27日に花森容疑者の自宅を家宅捜索。逃亡先につながる手がかりを調べた。
「花森容疑者は被害者と同じ沖縄の琉球大学理学部出身で同じサークルに所属していたようだ。24日に静岡からまず向かった先は男性の職場がある赤坂見附駅周辺だった。待ち伏せてそのまま尾行し犯行に及んだ可能性が高い」(捜査関係者)
捜査関係者によると、防犯カメラの画像から男性に狙いを定めている様子がわかるという。花森容疑者が男性の職場の最寄り駅である溜池山王駅のホームで男性の様子をうかがい、そのまま同じ車両に乗り込んでおり、距離を置いて男性の後を追い白金高輪駅の改札を出ている。
出場の際には切符を投入しているという。
そして事件現場付近で男性との距離を縮めて犯行に及んだようだ。
「捜査本部では硫酸を入手していることなどあらかじめ計画的犯行とみて交友関係を中心に捜査していた。科学の知識があったことから硫酸入手も容易だっただろうし、容疑者が一方的に恨みを募らせて犯行に及んだ可能性が高い」
捜査関係者によると静岡から沖縄まで鉄道と空路を組み合わせて利用した可能性が高いという。
「静岡までの足取りは追跡できていたが、解析に時間を要しているうちに見失った。広範囲に映像を収集する必要に迫られ沖縄までの逃走割り出しに時間がかかった」(警察庁関係者)
両親を病気で亡くしていて静岡市の自宅に一人暮らしだったという花森容疑者。静岡市内の一戸建ての自宅に友人らが訪ねてくることもあったというが、最近では人の出入りもほとんどなかったという。
硫酸をかけられるなどの被害にあった22歳の男性は病院に搬送される際、「目が痛い」と訴え、失明には至らなかったものの全治6か月の重傷を負った。
また被害男性のそばにいた女性は、地面にこぼれた硫酸を踏んで転倒し、右膝に火傷を負った。
被害者と花森容疑者に一体どのようなトラブルがあったのか。そして花森容疑者はどんな動機をこれから語るのだろうか。
過去の事件から見る共通点
群馬県高崎市の女性たちを震え上がらせた硫酸ぶっかけ男の事件。
4月2日、高崎市矢中町の商業施設で女性が硫酸をかけられ、足にけがをした事件が発生。7日、県警は傷害と器物損壊の疑いで北村宣晃(のりあき)容疑者(30)を逮捕した。
2日から6日にかけて高崎市内では他にも4人の女性が同種の事件の被害に遭った。
今回の一連の事件では、計5人の被害女性のうち4人が黒いストッキングにスカート姿だったという。
北村容疑者は3人姉弟の真ん中として高崎市山名町で小中学時代を過ごし、県内トップの偏差値を誇る県立高崎高校へ進学した。父親は大学で日本文学を教える准教授で、母親は地域の緑地や公園を掃除するなど環境活動に熱心なエリート一家育ちだった。高校の同級生はこう語る。
「漫画やパソコンゲームが好きでマニアックな作品にも詳しかった。でも、決してオタクっぽいタイプではありませんでした。むしろ、勉強も運動も得意でピアノも上手な優等生。成績はずっと上位で東大や京大を目指すクラスにいました」
前出とは別の高校の同級生もこう振り返る。
「宣晃君は休み時間に参考書を読むなどしていて、勉強熱心でしたね。でも、東大を目指した結果、受からなかったと聞いています」
高校卒業後、北村容疑者は立教大学に進学するも中退。その後、派遣でゲーム会社で働いていたという。
だが、北村容疑者は2年前から似たような犯罪を繰り返すようになった。
東京都江戸川区で一人暮らしをしていた北村容疑者は昨年11月、女性の下着を盗もうとして警視庁に現行犯逮捕されていた。
余罪として2013年11月から14年4月にかけて3件、尿や精液を女性にかけたことなども判明し、3月半ばに執行猶予付きの有罪判決を受けたばかり。高崎市の実家に戻り、蟄居中にまた事件を起こした。近所の住民はこう語る。
「宣晃君が高校を卒業してからのことでした。家の前に救急車がやってきて、淡々とした様子で歩きながら乗り込んでいきました。そして、昨年の暮れか今年の頭にも同じようなことがありました。けがをしている様子はなかった。何があったのでしょうか……」
都内で父親を直撃すると言葉少なげにこう語った。
「今度、勤務先で会議があり、私のほうから息子の件で話をしなければいけません。現在、そのような状況の中で退職願を持って働いております。だから、申し訳ございませんが、いまは何も言えません」
これが一連の事件だ。
最近の事件では何かに挫折して自己嫌悪に落ちて犯行することが多いと思われる。やはり小田急線の事件だ。今回の事件も何かしらの嫉妬や挫折もあったのだろうか?動機はまだ不明だ。
コメントまとめ
被害者には精神的、金銭的な介護が必要だろう。薬品やけどで見た目が酷いことになるのでショックのあまり自殺してもおかしくないと思います。アシッドアタックで検索すると酷さがわかる。犯人にも同じ処分をするのは当たり前。それだけ残虐な行いだ。
記事中、被害者は失明は免れたとあるけど、別の記事で角膜を損傷とあった。移植で回復できますように。
学生時代からずっと恨んでいたのか、これから少しずつ明らかになると思うが、合わせて被害者のプライバシーに関わる話が表に出て来ることになるかもしれない。もしかしたら、そういうところまでが復讐のうちかも。。。考えるだに恐ろしい。
試薬の管理が厳しくなります
アジ化ナトリウム事件やカレーヒ素事件…
フッ化水素酸事件などなど…
気を付けて管理も操作もしていますが、
それでもたまに火傷をしてしまうことがあるので、
被害者の方の回復が心配です