こんにちはカリアゲです。
新型コロナウィルスに感染している可能性を手軽に調べられるとして、市販されている抗原検査キット。
国の承認を受けていないものがドラッグストアなどで「研究用」として販売されており、消費者庁は注意を呼びかけている。
福岡市の50代夫婦は、ドラッグストアで「研究用」と気づかずに買ったキットの判定に振り回されたと憤る。
9月中旬、手術を控えた夫が、入院予定先で受けた検査より早く結果を知りたいと、抗原検査キットを購入した。
唾液(だえき)を使って「15分で検出」とあり、価格は1個(1回分)が税込み4180円だった。
唾液を混ぜた液体を検査用の部分にたらすと、「C」と印字された所にだけ線が現れ、「陰性」と判定された。だが、妻が試すと「T」の場所にも線が現れて「陽性」と判定。慌てて妻は最寄りの医療機関でPCR検査を受けたが、結果がわかるのは翌日だった。
このため帰り際に同じ検査キットを買って再度試すと、今度は「陰性」になったという。PCR検査の結果も「陰性」だった。
翌月、妻が発熱したために同じ検査キットで検査すると「陽性」に。
「今度はついに感染したか」と、自営業の仕事をすべてキャンセルし、夫婦でPCR検査を受けに走った。しかし結果はまたも「陰性」。
パッケージに「研究用」と書かれているのは購入後に知ったといい、夫は「キットに問題があるのではないか」と怒りが収まらない。
業者「欧州でライセンス」、一方「科学者でもないので…」
パッケージに販売元と記載されている福岡県内の業者が、朝日新聞の取材に応じた。中国で作られたキットを輸入しているとし、「欧州でライセンスをとっている。認証の書類もしっかり確認している」と説明。
正しく判定できる確率については「100%は難しいが98、99%を超えていると思う」と答えた。
同じ人が2カ月続けて誤って「陽性」と判定されたことについて尋ねると、「科学者でもなんでもないので明確に言えないが、たまたまだと思う」と述べた。一方、このキットには「ご使用上の注意」として、「本製品を用いた検査判定はいかなる意味でも医療診断や治療を目的とするものではありません」という文言があった。
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