オウム真理教の麻原彰晃こと松本智津夫元死刑囚の遺骨、次女へ

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こんにちはkarisumaです

 

2018年7月に死刑が執行されたオウム真理教の教祖・麻原彰晃こと松本智津夫元死刑囚(執行時63歳)の遺骨と遺髪の引き取りを巡る家事審判の特別抗告審で、最高裁第3小法廷(戸倉三郎裁判長)は元死刑囚の次女(40)を引き渡し先とする決定をした。決定は2日付で、裁判官5人全員一致の意見。

 

18年7月6日の刑執行後、遺骨と遺髪は東京拘置所(東京・小菅)で保管されており、引き取りを希望する元死刑囚の妻子の間で争いになっていた。

 

事件まとめ

 

法務省は、1989年の坂本堤弁護士一家殺害や94~95年の松本、地下鉄両サリンなど一連のオウム真理教事件で殺人罪などに問われ、死刑が確定した教祖の麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚(63)(東京拘置所)ら教団元幹部の死刑囚7人の刑を執行しました。

 

松本死刑囚のほかに刑が執行されたのは、土谷正実、遠藤誠一(以上、東京拘置所)、新実智光、井上嘉浩、以上、大阪拘置所)、中川智正(広島拘置所)、早川紀代秀(福岡拘置所)の各死刑囚。

 

弟子たちを次々と凶悪犯罪に走らせ、刑確定から約12年が経過した教祖の松本智津夫死刑囚(63)は最後まで具体的動機を語らなかった。「一つの区切り」「事件が闇に葬られた」。被害者遺族や事件を知る人たちの胸には様々な思いが交錯する。

松本死刑囚の刑執行は当然。順次、執行されるとは思っていたが、その時が来たな、と思った

1995年3月の地下鉄サリン事件で、営団地下鉄(現・東京メトロ)霞ヶ関駅助役だった夫の一正さん(当時50歳)が犠牲となった高橋シズヱさん(71)は、東京・霞が関で開いた記者会見で、松本死刑囚の刑執行の一報を聞いた際の気持ちを、そう語った。

 

歴史上凶悪な重大事件

上川法相は、記者会見を行い、一連の犯行について「二度と起きてはならない極めて凶悪重大」と断罪した。主な発言は以下の通り。

これらの犯行は、松本がオウム真理教を設立し、その勢力を拡大し、さらには救済の名の下に日本を支配して、自ら王となることまでも空想し、小銃製造、サリン、VXの製造といった武装化を進め、そのなかでその妨げとなるとみなした者を教団の内外を問わず敵対視し、身勝手な教義の解釈の下に命を奪っても排斥しようとして殺人、殺人未遂に及び、一部の者には教団で製造した化学兵器やVXを用い、さらにサリンを用いて2度にわたり不特定多数の者に対する無差別テロに及んだ。

 

これらの長期間にわたる一連の犯行は組織的、計画的に敢行され、過去に例を見ない、今後二度と起きてはならない極めて凶悪重大なものであり、我が国のみならず諸外国も極度の恐怖に陥れ、社会を震撼させた。

 

 

特にこれらの犯行にサリン、VXといった化学兵器が用いられたこと、一般市民を対象にした無差別テロが行われたことは世界にも衝撃を与えた。松本は長期間にわたり、多数の犯罪を繰り返し、ついには無差別大量殺人に至るまで、とめどなく暴走を続け、組織的、計画的に犯行に及んだ。

 

宗教団体の装いを隠れみのとして、宗教の解釈を都合よくねじまげ、短絡化させて犯行を正当化させつつ、凶悪化させていった。

 

一連の犯行によって命を奪われた被害者の方々、そのご遺族、一命を取り留めたものの障害を負わされた被害者の方々、そのご家族が受けた恐怖、苦しみ、悲しみは想像を絶するものがある。

 

いずれの者も、裁判所における十分な審理を経たうえで最終的に死刑が確定した。本日の死刑執行については以上のような事実を踏まえ、慎重にも慎重な検討を重ねたうえで執行を命令した。

 

オウム裁判終結

1995年のオウム真理教による地下鉄サリン事件などで殺人罪などに問われ、1、2審で無期懲役の判決を受けた教団元信者・高橋克也被告について、最高裁第2小法廷(菅野博之裁判長)上告棄却決定に対する被告の異議申し立てを棄却した。 教祖の麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚(62)ら計192人が起訴された「オウム裁判」は全て終結した。

 

高橋被告の上告棄却

 

1995年3月の地下鉄サリン事件など、オウム真理教による4事件で殺人罪などに問われた教団元信者・高橋克也被告(59)について、最高裁第2小法廷(菅野博之裁判長)は、被告の上告を棄却した。

無期懲役とした1、2審判決が確定する。教祖の麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚(62)ら計192人が起訴された「オウム裁判」はすべて終結し、焦点は死刑囚13人の刑の執行に移る。

 

教団による一連の事件の裁判は95年6月に始まり、2006年9月には松本死刑囚の死刑が確定。11年の元幹部の上告審判決でいったん終結したが、翌12年に約17年間逃亡を続けた高橋被告ら3人が相次いで逮捕されたため、再開した。一連の事件で起訴された192人のうち、松本死刑囚ら13人の死刑が確定。高橋被告ら6人が無期懲役となるなど190人が有罪となった。

 

高橋被告漫画喫茶で通報 2012年6月15日

 

東京都大田区のJR蒲田駅近くの漫画喫茶で、警視庁捜査員に身柄を確保された。同庁は午前11時過ぎ、同容疑で逮捕した。

高橋容疑者は、教団の事件で特別手配され、逃走を続けていた最後の信者。サリンや爆弾で無差別殺人を図り、社会を震撼(しんかん)させたオウム事件に対する捜査は、大きな節目を迎えた。

 

高橋容疑者は、教団施設が一斉捜索された2か月後の95年5月、殺人と殺人未遂容疑で警察庁に特別手配された。翌年11月に埼玉県所沢市のマンションに潜伏していたのを最後に足取りが途絶えたが、今月3日、一時期ともに逃走していた元女性信者が逮捕されたのを機に捜査は大きく進展。

 

川崎市の建設会社の社員寮に潜伏していたことが判明した。しかし、翌日、口座から238万円を引き出して逃走。同庁は最近の写真や動画を次々と公開し、情報提供を呼びかけていた。

 

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