日本の麻薬王。王漢勝。日本で流通する3/1を支配。千鳥もビックリ

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こんにちはkarisumaです。

 

1959年6月14日、当時「戦後最大の麻薬王」と称された王漢勝という人物が、大阪で逮捕された。日本で麻薬取締法が制定されてから、わずか5年後のことだった。

 

麻薬のなかでも、王が主に扱っていたのはヘロインだ。

1954年7月31日の『朝日新聞』には「麻薬大密輸団捕まる 中国人主犯、李金水ほか10名逮捕」という見出しが踊るのだが、この李金水の後釜が王だった。

李金水のグループは、当時「戦後最大の押収量」であったとされる15.5kgのヘロインを所持していたとされ、跡目を継いだ王は自動的に国内最大の麻薬王にのしあがる。

王の印象

 

1.7メートルぐらいで色つやがよく、いかにも大物といったタイプの紳士で37歳という年齢より相当若く見えた。

社交性に富んでいて、カネ使いがものすごく荒くて鼻筋の通った涼しげな風貌をしていた。顔立ちもあってか「大鼻王」とのあだ名をつけられたが、おそらくは畏怖や恐怖の感も込められていたのだろう。

 

 

どれぐらい儲けた?

グループの密売ルートが徐々に判明していくことで包囲網が狭められ、王は最終的に逮捕される。王は、日本の全麻薬の3分の1を動かし、10年間に400億円以上の利益を上げたとされる。

 

日本では、日清戦争後に台湾に対してアヘン専売を始め、アヘンやモルヒネなどの薬物を国内生産することで、利益を得るようになりました。

1935年の国際連盟の統計によると、日本のモルヒネ生産額は世界4位に達していたほどです。

 

1940年代になると、メタフェミンあるいはアンフェタミンを成分とする覚醒剤が日本で使用され始めました。はじめは『疲れにくい』『眠気を覚ます』と栄養剤のような立ち位置でもてはやされ、各製薬会社から『ヒロポン』や『ネオアゴチン』などさまざまな名前で商品化されます。

この頃は、まだ副作用の危険性が認知されていなかったのです。それもあり、太平洋戦争を控えていた日本軍は、戦力増強のため覚醒剤を大量に配布していました

 

敗戦後、日本軍が所有していた覚醒剤が市中に流出して合法だったため薬局で簡単に購入することができた。

 

当時よく使われていたのは「ヒロポン」だったが、乱用すると人によっては興奮や幻覚などの症状が出たことから「ヒロポン中毒」という言葉が世に広まっていく。

 

特に激務だったであろう芸能人の方々はよく使用していたようです。漫才師から参議院議員になった下村泰という人は、1984年6月におこなわれた国会質疑のなかで

『楠木繁夫はギャラの契約をせず、ヒロポンを一升瓶で何本くれるかで仕事を決めた』『霧島昇は幻覚症状に陥り、天井に自身を狙う刺客がいると妄想を語っていた』

 

次第に覚醒剤の危険性が認知されるようになり、1951年から「覚醒剤取締法」による規制がおこなわれるようになった。

同時期に、「麻薬及び向精神薬取締法」「大麻取締法」「あへん法」を含めた薬物四法が整備される。これらの法律は、今日まで続く薬物規制の基準となっている。

 

世界の強烈な麻薬王パブロ・エスコバル

 

麻薬王のパブロ・エスコバルは貧しい生まれから成り上がり、世界で7番目の大富豪としてフォーブス誌に取り上げられた人物。

麻薬カルテルを拡大しながらコロンビアの国会議員をつとめ、貧困層の住宅建設など慈善事業に熱心だったことから貧困層に「英雄」として扱われていた。

 

エスコバルの命令によって3000人以上の人間が殺されたと言われている。

それを表す言葉が「Sometimes I am God, if I say a man dies, he dies that same day.」(私は時々神になる。私が死を命じた者は、その日に死ぬ)である。

そのためコロンビアやアメリカでは「史上最も凶悪非情な野心に満ちた麻薬王の一人」として知られている。

大富豪であったエスコバルは自宅に飛行場、動物園、私設軍隊まで所有していた。


↑は動画ですがどれぐらいすごかったか解説してます。

 

エスコバルの資産

エスコバルの資産は現在の価値に換算して300億ドル(約3兆円)ほど。「3兆円」と言われても、どのくらいの規模なのかわからんwてか多分もっとあると思います。

 

運び方がすごい

アメリカへと運ばれたコカインの量は1日あたり15トンで、これはアフリカゾウ2匹に相当する重さで、全盛期には1日に5~7機の飛行機で輸送が行われ、時には潜水艦が使われることも。

 

また、エスコバルの資産である3兆円という額は、全人口が678万3000人のパラグアイで、2016年度に生みだされる付加価値(GDP)に相当する金額。

アメリカの場合、1世帯あたりの年収は平均5万1939ドル(約525万円)なので、アメリカの家庭がかせいだお金を全て貯金したとして、メデジン・カルテルが1日に生み出していた金額分をかせごうと思うと1155年かかります。

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