こんにちはkarisumaです。
さいたま市大宮区にあるインターネットカフェで、17日午後から客の男が20代の女性従業員を人質に取って立てこもりを続けています。
立てこもっている個室ブースは鍵がかかり防音の構造になっているということで、通報から丸1日近くがたちますが、警察が慎重に説得を続けています。
事件の経緯は?
警察によりますと、事件が発覚したのは17日午後4時ごろです。
さいたま市大宮区のビルに入るインターネットカフェの店員から「女性従業員が客に呼ばれて個室ブースに入ったが帰ってこない」などと警察に通報がありました。
警察官が現場に駆けつけたところ、7階にある個室のブースで客の40代とみられる男が、20代の女性従業員を人質に取って立てこもっていたということです。
その後、現場のビルの周辺には多くの捜査車両や救急車などが集まり、ものものしい雰囲気に包まれました。
警察によりますと、男は17日の午前10時ごろ来店したとみられ、立てこもっている個室ブースは3畳ほどの広さで、鍵がかかり、防音の構造になっているということです。
外から中の様子はうかがえず、捜査員がやり取りを続けていますが、女性からは「はい」や「いいえ」といった単語しか返ってきていないということです。
また、2人ともブースからは一度も出てきておらず、これまでのところ女性がけがをしているという情報は入っていないということです。
現場は?
JR大宮駅西口から200メートルほど離れたところにあるビルで、インターネットカフェは6階と7階にあります。
犯人の立てこもり心理
人質立てこもり事件には、いくつかのパターンがあります。銀行強盗などが逃げる前に警察に取り囲まれる場合。薬物中毒などで、冷静な判断力を失っている場合。何かの要求があって、立てこもる場合などです。
日本の人質立てこもり事件を、「犯罪失敗型」「情緒型」「計画型」に分類する研究もあります。
人質救出方法
警察が優先するのは、人質の救出です。そのためには、犯人を落ち着かせ、自暴自棄になるのを防ぐことが必要です。特に事件発生直後は、犯人は極度の緊張、興奮状態にあることが多く、そのような犯人に対しては、威圧的な態度は禁物です。
犯人が極度の緊張、興奮状態にある時には、警察も犯人の行動が予測できません。何をするかわからない状態です。この状態は危険です。この状態で犯人を刺激するようなことは、危険性をさらに高めます。
興奮した犯人が、たとえば持っている銃を発砲したり、人質や警察官を傷つけるようなことをしてしまうと、犯人の興奮や緊張はさらに高まってしまいます。自分が大ごとを起こしてしまったと強く感じて、さらに自己破滅的な行動に出ることもあります。
犯人に対して強い態度で出るよりもむしろ、犯人の話を聞く態度で、落ち着かせなければなりません。犯人が冷静に要求を出している場合も、人質を守るためには、犯人との相互信頼関係を作ることが大切です。
時間の問題か?
犯人が冷静になり、合理的な考え方を始めれば、いつまで立てこもっていても良いことはないと考えれられます。犯人をこのような心理状態にさせて、自ら人質を開放し、投降してくれれば、事件は無事開放です。
ただし、このようになるまで、何十時間でも、何日でも時間を使って良いわけではありません。人質の体力精神力も限りがあります。犯人も同様に疲労がたまることで、自暴自棄の思いを強めてしまうこともあります。
また、人質を解放しようと犯人が決心しても、いざ人質を解放する最後の段階で、自分が逮捕されることが怖くなり興奮する犯人もいます。最後まで気を抜くことはできません。
犯人の生活が破綻しているような場合、また自殺をほのめかすことを語っている場合は、特に注意しなければなりません。
犯人が、これ以上自分の罪を重くしてはいけない、人生はまだやり直せると思い、合理的な行動が取れるようにすることが、人質救出へつながる道になります。
うーん映画みたいな展開はきついか…
事件が早く解決することを願ってます。
<この記事を読んでる人は下の記事も読んでます>