こんにちはカリアゲです。
経営不振に陥っている大塚家具が30日付で上場廃止となり、1980年の店頭公開から41年、株式市場から姿を消した。
経営権を巡る創業者・大塚勝久氏(78)と長女、久美子氏(53)によるお家騒動は、連日メディアを賑わせたためいまだ記憶に新しいだろう。
2015年、久美子氏が社長に復帰後、業績が大幅に悪化。5期連続で赤字を計上し、在任中の累積損失は250億円に上った。かつて無借金、キャッシュリッチを誇った大塚家具が一気に傾いた。
19年5月、家電大手のヤマダホールディングス(三嶋恒夫社長)との業務提携により救済されるも、20年12月、久美子氏は社長の座を追われた。
現在、ヤマダHDの完全子会社となり、大塚家具の看板のまま立て直しが行われているが、久美子氏の退任によって大塚家具への創業家の関与はなくなった。
そんな久美子氏が久しぶりに公に姿を見せるという。
<11/9(火)変化への対応
元大塚家具社長/クオリア・コンサルティング 大塚 久美子社長
発展・転機・承継・模索??大塚家具の履歴書>
「独自の経営手法で成功を収めた経営者から経営ノウハウを学ぶ、1年間の充実したプログラム」というふれ込みの「日経トップリーダー大学」(日経BP社主催)第9期の講座に、久美子氏が登壇する。
埼玉県春日部市の小さな家具店から始まった大塚家具は、いかに発展を遂げたのか。そして国内最大の家具販売店になるも、2000年代以降、なぜ次第に強みを発揮できなくなったのか。
プロキシーファイトの背景にあった家具市場の変化と経営戦略の修正・結果について、大塚久美子前社長が徹底検証。
「大塚家具の履歴書」から経営の要所を考える。(日経トップリーダー大学HPから)
父・勝久氏が始めた大塚家具の創業期、発展期から、久美子氏にバトンが渡り凋落していくまでが、久美子氏自らの口から語られるという。
しかし、久美子氏の講座も含め、全12回の一般価格は税込145万円と、一般的な私立大学文系学部の年間の授業料より高い。
これについて、ネット上では
<もし自分が久美子さんだったら、とても恥ずかしくて依頼があっても断ると思う>
<これってしくじり先生ではないの?>
<事業を傾かせて他人に会社を明け渡した経営者の話を100万円以上払って聞くのって何かの罰ゲーム? インフルエンサーかユーチューバーに聞きにいってもらってレポートしてほしい>
2ちゃんねる創設者のひろゆきこと西村博之氏もツイッターで、
<上場企業を赤字垂れ流しにして数年で上場廃止に持って行った手腕を100万円以上払って聞きに行くとか、なんかのギャグなんですかね?>
と語るなど、手厳しい。
久美子氏はツイッターでこうつぶやき、あくまでマイペース。
<メディアに流れる情報は玉石混交。情報の信頼性を判断する力を、自ら養うしかありません>
2回目のワクチン接種を行ったと久美子氏は報告。11月の講座に向けて気合十分。久美子氏が自らの経営手法を話す初めての機会のため、注目されている。失敗談だけでなく、久美子氏のメンタルの強さは大いに学びとなるだろう。
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